居酒屋のぼったくり騒動(まとめ)

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ここでは「ぼったくりじゃないか!」とSNSを騒がせた居酒屋についてのエントリーをまとめていきます。

また、全てのエントリーに共通する基礎知識として、ぼったくり行為と呼ばれるものの解説や東京都・大阪府その他で制定されている所謂『ぼったくり防止条例』についても開設します。

他の有用な情報についても今後追加していきます。

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過去のぼったくり店エントリー(新しいもの順)

[ぼったくり騒ぎ] 豊年満座→くしよし→和乃たくみ→季のかをり→博多鳥福 池袋店

[博多鳥福 池袋店] 2人で料理3品で9,467円の破壊力! ぼったくりなのか?

クーポン使うと量減らされる居酒屋vs客引き使わないと客が来ないぼったくり居酒屋 ファイッ!

ぼったくり居酒屋って無くなりませんね……季のかをり(旧:和乃たくみ)は風物語になるか?

これが本気のぼったくりだ! 風となって消えていった新宿『風物語』

客引きのいる店≒アカン店……と思って大体間違いないのが現実

所謂『ぼったくり行為』について考える

一言に『ぼったくり』といっても、人それぞれのイメージが異なるため話が噛み合わなかったりします。だいたい共通しているのが「高すぎる」(法外な、と表現されるべき料金)「難色を示したら怖いお兄さんに囲まれる」「怒鳴られる」等の態様である点については概ねブレがないのですが、後者2つは格別、最初に言う「高すぎる」というのは、それだけで『ぼったくり行為』と呼べるのかどうか、という問題があります。

もう少し平たくいうと、「単にサービスに見合わないだけでやたら高いけど違法性はないぼったくり」なのか「違法なぼったくり」なのか、ということです。

単に高いだけか、違法性があるか

飲食店やキャバクラ等風俗店に限らず、お店は原則として料金を好きに設定することが出来ます。単にサービスに見合わないだけでやたら高い、というのは客側の主観に過ぎません。

原価がかさむ高級な食材を使っていようが、シェフの腕が悪ければ産業廃棄物にも等しいマズイ料理ができあがります。

しかし、だからといって料金が安くなるわけではありません。この場合、違法性はないけども「客側からすればただのぼったくり」に感じるわけです。違法性がない以上、食べログで「あの店はクソマズイのに高い!」と怒りと☆1という感想による私的制裁を敢行するのが関の山、ということになります。

ちなみに、食べログにとっての『お客様』はサイト閲覧者ではなく、有料コースに契約してくれているお店側ですから、基本的にはお店の味方をします。口コミ等の評価を鵜呑みにするのはそれはそれで危険です。

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料金設定の自由は幅広い

飲み屋のビールが、ある焼鳥屋チェーンでは中ジョッキ298円(発泡酒なら298円で大ジョッキが飲める)けど、普通の居酒屋では中ジョッキ500円、バーで飲んだら800円、クラブで単品で飲んだら1500円、などばらつきがあることがアタリマエなのです。

値段だけを見て「この店は生中1500円なんてボッタクリだ!」ということは出来ないどころかそれを言う客側がクレーマーであり、下手をすると偽計業務妨害罪(刑法233条後段)を構成し、現地で大声でも出そうものなら威力業務妨害罪(同234条)を構成し、私人逮捕(刑事訴訟法213条, 214条)によって『事務所』に連行されて怖いお兄さんに囲まれる中で『示談』を余儀なくさせられます。(本来は刑訴法214条に基づいて私人逮捕後は速やかに検察官か警察官(正確には司法警察職員)に引き渡さなければなりませんが、現実はいつだってそういうものです。

例えば……中ジョッキ、升酒

ちなみに、例示で『中ジョッキ』と書きましたが、この『中ジョッキ』というのも容量に特に決まりがないことはご存知だと思います。100ml以上の差があっても、『当店の中ジョッキはこちらでございます』が通じるわけです。

また、和食の店によくある「升酒」というシステムがあります。日本酒を注文すると、「お皿の上に枡を置き、枡の中にグラスを置いたもの」(店によってはグラスがないか、皿がない)が供されて、店員が一升瓶でグラスに日本酒を注ぎ入れ、グラスから溢れた酒が枡を埋め、枡から溢れた酒が皿にこぼれた時点でストップ、というシステムになっていることが多いです。

これも、「お皿」の深さが店によっては深く、グラスや枡だけでなく深皿までなみなみいっぱいになるまで注いでくれる店がありますし、枡自体が大きな店もありますし、グラスが大きな店もあります。

要するに、中ジョッキと同様に升酒というのも商品名から現実の分量は店ごとに異なることが多々ある、ということです。

「あの店ではたくさん飲めたのにこの店は少ない!ぼったくりだ!」

……もしそんな事を言う人がいるなら、それは流石にイチャモンでは?と思いますし、恥ずかしいですよね、いい大人が酒の量が多い少ないって……(苦笑)

対して、違法なぼったくり

上記とは異なり、ここからは違法性があるぼったくりについて。

基本的に、手口が巧妙化していますので通常の客が(僕も含めて)事前に見破ることはほぼ不可能である、という前提で以下を読み進めてください。

いま生き残っているボッタクリ店は、違法なぼったくりスレスレながら違法認定が難しい、高度な知識と技術に基づいたぼったくり行為を行っているわけで、プロ中のプロ、ということです。素人なんか騙し放題なわけです。

ぼったくり案件で一番問題になるのが、当初に提示していた料金とは異なる料金を請求された場合。しかも、社会通念を越える(=周囲の店舗と当該店舗との店の価格帯・各などを総合考慮して明らかに高すぎる)ような料金を提示されたケース。

これは昨今、減っていると思います。必ず、店のどこかに、小さな文字かどうかはわかりませんが必ず料金体系やサービス料などのルールが掲示されているはずです。「客が見落として勝手に勘違いしてるほうが悪いでしょ!むしろ店側が被害者だ!」というのが昨今の事情です。

もし本当に虚偽の料金を告げてサービス提供していたのであれば刑法上の詐欺(刑法246条1項)を構成しますので、そんなヤバイ橋を渡るような店は、元々がサツに挙げられて店長と店名をすげ替える前提で動いてる本当にヤバイ店です。

そういう店は、次に述べるような客引き行為も平然と行っているでしょう。

『風俗店』への客引き行為はそれ自体が違法

キャバクラ・風俗店への客引き行為はそれ自体が違法です。

もし「うちのキャバクラは3,000円ポッキリですよ!」などという客引き行為の上でそれと異なる料金を提示されたのであれば詐欺に加えて各都道府県の迷惑防止条例に通常含まれる『キャバクラ等の風俗店への客引き行為の禁止』に該当します。

ただし、『客引き行為』にも具体的な定義がありますので、何でもかんでも違法な客引き行為になるわけではありません。

風俗店の客引き行為はそれ自体が前述の通り法令で禁止されていますが、それ以外、例えば飲食店については、法令で規制されている態様による客の誘引行為を除いては憲法22条1項で保障される人権である「営業の自由」に基づく経済活動であり、全ての客引き行為等を一律に禁止することは強度の人権制約にあたり許されないものでもあります。

なので、『特定の客を相手にせず通行人全体に対して無差別に宣伝する行為』(ただいまハッピーアワーでーす!、等)や『ティッシュやクーポン・チラシなどを配る行為』は『客引き行為』には該当しません。

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『客引き行為』は専門業者がやってることが多い

『客引きをしている人は、連れて行くお店の従業員ではない』という完全な脱法によってアウトソーシングされた客引き行為が行われていることが多いです。(迷惑防止条例ではなく風営法から逃れるための手法)

サツにパクられた時のために複数店舗の料金表などを持っている(これにより、自分は特定店舗の客引きスタッフではないですよ、という主張が出来る。)ことがほとんどですが、実際に誘導される店は大抵決まっていて、ほぼ必ずヤバイ店に誘導されるはずです。

客にとっては法律の都合なんか関係ありませんので、一律、「おにーさん!飲みませんか!」などという違法な態様で客引き行為をしている店には絶対に関わらないようにしましょう。

ぼったくり防止条例

ぼったくりの聖地・東京都であれば明確な料金提示がなかった場合「ぼったくり防止条例」(正式名称:性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等及び性関連禁止営業への場所の提供の規制に関する条例)があります。

この条例は、刑法上の恐喝・脅迫よりも緩やかな要件で『乱暴な言動』について判断して、不当な料金の取立て行為を禁止していますので、たとえぼったくり行為そのものが無かったとしても、乱暴な言動や暴力ないし暴力をちらつかせるような態様での料金請求があった場合は当該条例が適用されると解されます。(まあ、真っ当な店がかかる態様での取立を行うハズがありませんけどね……(笑))

ちなみに、北海道・宮城・新潟・大阪・広島・福岡にも正式名称は違えど同趣旨のぼったくり防止条例が存在します。

(今後も、気が向いたら色々と情報を追加していきます)

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