『憲法』の意味としての分類

憲法にはその意味の分類上、『形式的意味の憲法』と『実質的意味の憲法』という二つの分類があります。

形式的意味の憲法

単に『憲法』という名前のついたものでその内容を問いません。憲法と名付けられた本の中に、料理のレシピが書いてあってもそれは形式的意味においては憲法なのです。

よって、形式的意味の憲法と呼ばれる時の憲法典は、その内容があとで述べる実質的意味の憲法とは無関係なものが混じっている可能性がある、ということを意味します。

実質的意味の憲法

この意味の憲法は、『固有の意味の憲法』と『立憲的意味の憲法(近代的意味の憲法、とも)』の二つに分かれます。

固有の意味の憲法

国家統治の基本となる法規範のことです。国がどのように動くのかの基礎ルールを定めています。

例えば、日本国憲法15条2項が『すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。』と定めている以上、憲法に基いて作られる法律や条例で、「公務員は国民よりエライので国民は公務員の言うことにどんな内容であっても従わなければならない」などといった人権ガン無視した法律を定めても、色々な憲法条文に反する内容であるため違憲無効となるのです。

立憲的意味の憲法(近代的意味の憲法)

専断的国家権力を排斥して権力を法で支配することによって、国民の権利自由(=人権)を保障するという法理に基づいた法規範のことです。

近代的意味の憲法とも呼ばれます。

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