X20 [作例2] 富士フィルムでしか見られない世界がある

X20 がディスコンになったという記事を書きましたが、追悼記念というわけでいつぞやに引き続いて X20 の作例をアップしていきたいと思います|゚ω゚|

記憶色をサポートするというか、発色が独特というか。

モノクロにしても、ハイキーでコントラスト高め気味にしても、フィルムシミュレーターでベルビア選んでポジ風にしちゃっても、ビシッとキマるところが好き。

根底にあるのは優しさだと思います。

X20 - 帰途

“帰途” Photo by ミッキー・スミス

厳しい真実より優しい嘘が好き

富士フィルムが映し出す世界は、優しい。

例えば、僕がもう一つお気に入りにしているシグマの DP2 というコンデジが有りまして、こちらはどこまでも精細、澄み渡る空気、ソリッドな世界……そういった現実世界を切り取ります。

日常から逃れるために写真でも取りながら小旅行しようか……そういう時に、富士フィルムはス……と目立たず寄り添ってきて『お供いたします』というスタンスでいてくれる、そういうカメラです。

負けじ

“負けじ” Photo by ミッキー・スミス

”撮って出し“でいいじゃない

開発者のインタビューを読むと、X20 に限らず富士フィルムのカメラ全てが発色にこだわっていることがよく分かります。例えば、DR機能を400%にすると、ISO100で撮れる所をわざと2段落としてISO400で撮って、アンダーな部分を『適切に』持ち上げるという荒業を行っているそうで。これ、RAWで撮るときにわざとアンダー気味に撮って、現像時に持ち上げていく技法と同じですよね?

そんなわけで、富士フィルムはJPGのいわゆる『撮って出し』にこだわっているそうです。RAWはRAWで好きにやってくれればいいけど、基本はJPGでの富士フィルムカラーを楽しんで欲しい、と。

“ノスタルジカル・クリニカル” Photo by ミッキー・スミス

その心意気や良し。

DP2 のような必ず専用ソフトでの現像が必須になる、まるでアナログカメラのようなデジカメも趣きがあるとは思いますが、やっぱりデジタルなのだから、撮って出しをそのままネットにアップして友達と共有してみたいじゃないですか。

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“手を洗おう” Photo by ミッキー・スミス

古風というか、粋というか、キヤノンやニコンといった大手カメラメーカーが忘れてしまったナニカを富士フィルムはずっと昔から持ち続けているのではないでしょうか。

もちろん、プロのお仕事や、アマでもガチな撮影で大量に写真を撮る時にキヤノンのフルサイズより良いカメラはなかなかないと思います。しかし、『失敗写真が明らかに少ない』とか『頑丈』とか『発色が業界標準』とか、そういった実用性だけがカメラではありません。

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“威風” Photo by ミッキー・スミス

一緒に気楽に旅できる、そういうカメラを富士フィルムにはこれからも作り続けて欲しいなと思います。

ヾ|゚ω゚|ノ”

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